腸内細菌の変化

ビフィズス菌は、1899年にパスツール研究所のティシエ(Tissier)博士によって母乳を飲んでいる赤ちゃんの糞便から発見されました。一般に、出生直後の赤ちゃんには菌が全く生息していませんが、1週間後には赤ちゃんの腸内のほとんどがビフィズス菌に占められていることが知られています。しかしその後、離乳がはじまる時期から徐々に減りはじめ、成年期には安定するものの、老年期には加齢と共にさらに減少してしまいます。善玉菌であるビフィズス菌が減少すると悪玉菌が増え、アンモニアなどの腐敗産物が増えてしまいます。

年齢による腸内細菌バランスの変化 ビフィズス菌は、年を取ると減ってしまいます 乳児と成人の腸内環境の相違 ビフィズス菌が減少すると、おなかの中で腐敗産物が増えてしまうのです